八幡宮に仕える神が、眠る維茂に宴は鬼女たちが維茂の命を奪うための罠だと伝え、八幡宮から預かった太刀を渡します。目覚めた維茂は、事情をさとり、太刀を身に付け、戦いの準備をします。にわかに空模様が一変、先ほどの女主人が鬼女の正体をあらわし、維茂に襲いかかります。しかし、維茂は落ち着いて八幡宮から授かった太刀で応戦し、ついに鬼女を刺し、退治してしまうのです。
鬼女の本性をあらわした女は、炎を吹きかけ、恐ろしい形相で維茂を攻めたてます。能では照明や音響効果を使わず、すべて謡と囃子(演奏)だけで表現されます。迫力ある勇壮な戦闘場面を楽しんでいただきました。
初秋の空が爽やかな季節の中、芝能をお楽しみいただいた後、心を込めてつくりあげたフレンチをビュッフェスタイルでお召し上がりいただきました。
次回の芝能は2020年4月8日(水)を予定しております。
皆様のお越しを従業員一同、心よりお待ち申し上げます。