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今開催で18度目となる北野ガーデン 古典芸能イベント『爽秋の宴 ~能「小鍛冶」~』を開催致しました。

~あらすじ~

時の帝一条の院に仕える橘道成が登場し、霊夢をご覧になった帝、一条の院から刀鍛冶宗近に剣を打たせるよう命じられたと語り、勅使として宗近の家に向かいます。勅命を伝えられた宗近は、名誉な仕事に喜びながらも、この剣にふさわしい技量を持った相槌がおらず、いったんは断ります。

だが道成は、ご霊夢があった上での勅命だから安心して引き受けよ、と強く勧めます。

覚悟を決めた宗近は、こうなれば神力に頼るしかないと考え、日ごろから信仰する稲荷明神を参拝します。
すると不思議な少年が現れ、なぜか剣を打てとの勅命があった事情をよく知っていました。そのうえ少年は、中国における剣の威徳、また我が国のヤマトタケルの草薙の剣の逸話などを語って聞かせ、心配せず剣を打つ準備をして我を待てと言い残し、消えてしまいます。

芝能

宗近の家来が、これまでの経緯を語ります。場面が替わり、剣を打つ宗近の仕事場です。

宗近は神仏に祝詞をあげて、勅命の剣を打つために力を貸してほしいと一心に祈っています。そのとき不思議にも、稲荷明神の使いの霊狐が相槌を勤めるために現れました。宗近と霊狐は力を合わせて剣を打ち、ついに完成させて、剣の表に小鍛冶宗近、裏には小狐と銘を入れます。

こうして誕生した天下の名剣「小狐丸」を帝に献上し、霊狐は颯爽と雲に乗って稲荷明神まで帰って行くのでした。

 

初秋の空が爽やかな季節の中、心を込めてつくりあげたフレンチをビュッフェスタイルでお召し上がりいただきました。

次回の芝能は2019年4月3日(水)を予定しております。 皆様のお越しを従業員一同、心よりお待ち申し上げます。