サイトマップ

今開催で17度目となる北野ガーデン 古典芸能イベント『桜華の宴 ~能「船弁慶」~』を開催致しました。

~あらすじ~
源氏と平家の戦いは、源義経の活躍もあって、源氏方の完勝に終わりました。「船弁慶」はその戦いのあと、源頼朝が政権をとり、そして弟義経と不和になり、義経を排除しようとした時期の話です。義経と弁慶ら主従は、身の危険を感じて都から逃げることを決意します。

義経一行は、尼崎大物の浦に到着しました。ここから船にのって西国に向かうつもりです。ただ弁慶には気がかりがありました。それは義経が最愛の静御前を伴ってきたことです。弁慶は義経と静にここで別れるよう説得します。弁慶の忠告を受け入れた二人は別れを惜しみ、盃を酌み交わします。そして静は義経たちの旅路の安全を祈って、越王勾践が呉を滅ぼし越の国を再興した故事について謡い、舞うのです。

ついに船出の時刻になりました。静かは涙ながらに立ち去って行きます。

芝能

船頭が登場し、いつでも船を出す用意ができたことを告げます。
しかし空模様が怪しくなってきました。家来の中には、出発を延期すればどうかと言い出すものもいます。しかし弁慶は、あえて出発を命じます。

船出してまもなく、風が吹き、波が荒れてきました。見ると、海の上に壇ノ浦で沈んだ平家一門の亡霊が浮かび上がっています。なかでも平家で最強の武将、平知盛が亡霊となって現れ、激しく義経たちを攻めたてます。しかし、義経と弁慶は落ち着いて応戦し、なんとか危機を脱することができたのでした。

当日は生憎の雨となりましたが、室内での観覧も迫力があり華やかな宴となりました。
幽玄な能楽の後、北野ガーデン料理長・福原 俊亮が心を込めてつくりあげたフレンチをビュッフェスタイルでお召し上がりいただきました。

次回の芝能は2018年10月3日(水)を予定しております。
皆様のお越しを従業員一同、心よりお待ち申し上げます。