うながされた王伯が天の鼓を打つと、天鼓が打つのと同じように美しい音がするのでした。
親子の心がつながっている証しだと、皇帝も涙を流します。
皇帝は王伯に褒美を与え、天鼓が亡くなった場所で管弦講(管弦を奏し、仏を供養する法会)を催して天鼓を弔うことを約束し王伯は家へ帰るのでした。
天の鼓を置いて管弦講を行い、天鼓の菩提を弔っているところに天鼓の亡霊が現れます。臣下は驚き、天鼓に鼓を打つよう勧めます。喜んだ天鼓は鼓を打ち音楽にあわせて華やかに舞いますが、夜明けとともに姿は幻のように消えてゆくのでした。
天気の変わりやすい春の季節ですが、当日は晴天に恵まれて桜の下での華やかな宴となりました。
幽玄な能楽の後、北野ガーデン料理長・福原 俊亮が心を込めてつくりあげたフレンチをビュッフェスタイルでお召し上がりいただきました。
次回の芝能は2017年10月11日(水)を予定しております。
皆様のお越しを従業員一同、心よりお待ち申し上げます。