母が墓前で大念仏を唱えると、塚の中より幼子の声が唱和し、梅若丸の霊が現れます。しかしもとより幻、哀れ消え失せ、後は塚が残るばかりであった。
物語は悲しい運命のお話でしたが、何よりも幼ながらに、子方 梅若丸の亡霊を演じた江崎太朗氏の登場に、演目が終わった後も会場では関心の声が飛び交いました。
桜畳の中、フレンチをビュッフェスタイルでお召し上がりいただきました。
シテ
狂女・梅若丸の母:上田 貴弘
ワキ
渡守:江崎 敬三
ワキツレ
旅人:松本 義昭
子方
梅若丸の亡霊:江崎 太朗