10周年を記念して、2010年4月から2度に渡って開催したイベントに続き、今回は古典芸能イベントとし、「落語 笑福の宴 ~落語噺の夕べ~」を開催致しました。
17:30 開場。スタッフ迎える中、約90名ものお客様が続々とご来場。
18:00 講演開始。笑福亭喬若氏「開口一番 ちりとてちん」で幕開き。
「ちりとてちん」は、何でも知ったかぶりの通人気取りの若旦那に、腐った豆腐を食わせてしまおうというお話。
なにわ芸術祭新人賞受賞をされた笑福亭喬若氏の語り口で会場のお客様の心をわしづかみにされていました。
若旦那が一口で悶え苦しむ姿がリアルに演じられ、第一席目から笑いが巻き起っていました。
第二幕には笑福亭銀瓶氏の登場。
神戸出身の銀瓶氏からは学生時代の校歌が披露されるというシーンもありました。
「七段目」は、家業そっちのけで毎日のように芝居小屋に出入りしている若旦那に頭に来た旦那が小言を言ってやろうという話。
私生活もすっかり歌舞伎一色に染まってしまった若旦那のセリフに会場のお客様から笑いが絶えませんでした。
銀瓶氏の世界にどっぷりと引き込まれ、下座(三味線)も入った華やかな雰囲気の中、会場は笑いに包まれました。
今回はガーデンでの会場も設け、夜桜の咲くガーデンの中、フレンチをビュッフェスタイルでお召しあがり頂きました。
笑福亭銀瓶 (しょうふくていぎんぺい)
昭和42年10月15日生まれ。兵庫県神戸市出身。
昭和63年3月28日、笑福亭鶴瓶に入門。
平成20年11月、第3回繁昌亭奨励賞受賞
平成21年第4回繁昌亭大賞
笑福亭喬若 (しょうふくていきょうじゃく)
昭和49年9月27日生まれ。 兵庫県尼崎市出身。
平成10年4月1日笑福亭三喬に入門。
平成20年なにわ芸術祭新人賞受賞